気温も湿度も上昇するこれからの時期。体力を奪う暑さが本格化する前に、オフィスの環境整備はもちろん、暮らしの基盤である住まいにも目を向けた対策が求められます。
とくに借り上げ社宅制度を導入している企業様においては、オフィスだけでなく従業員が入居している住宅のフォローにも一定の関与があるため、夏前のこの時期は絶好の見直しタイミング！

今回は総務部として取り組みたい「夏に備えたい、職場と社宅の改善ポイント」を5つに絞ってご紹介します。

─　目次　─
(１)オフィス空間の"快適度"を意識しましょう
(２)"サマーシフト"で柔軟な勤務制度の運用 
(３)借り上げ社宅に関する夏季対応 
(４)夏前こそ“見えにくい不調”への配慮を 
(５)クールビズの実効性を見直す 
 ☆ 職場も住まいも"快適"が一番！

(１)オフィス空間の"快適度"を意識しましょう

夏場に使用する設備(とくにエアコン)の点検はもちろん大事です。
加えて、座席ごとに異なる快適度にも目を向けましょう。
暑さにやられて業務に集中できない……と困っている従業員がいれば、快適度を上げることで業務効率が良くなるかもしれません。

レイアウトをもう一度チェック！

• 空調との距離
• 照明による室温上昇
• 直射日光の入り方
• エアコンや外気の風の流れ

などを意識して、快適な席配置に気を配りたいところです。
ただ、席が固定されていたり、フリーアドレスでも選べる席が少ないとレイアウトを変更しにくいのも事実。
人が集中する場所があれば席を分散する、エアコンの設定温度を他より下げる、などの対応をとりましょう。
 

(２)"サマーシフト"で柔軟な勤務制度の運用 

夏場の対策として取り組みが進んでいるのがサマーシフトの取り組み。時差出勤やテレワークなど、夏場の対策として有効です。
屋内外を問わず、暑いなか長時間働くと体調を崩してしまう恐れがあるため、近年企業ごとに様々な対策がとられています。

☆無理なく！時間を短縮

• 就労時間を短縮する(例：通常9時間→8時間)
• 夏の間、毎週金曜日は定時を1時間早める

☆暑い時間の外出を減らす

• フレックス制で各自が動きやすい時間を選択できるようにする
• テレワークができる体制を整える

"使える制度"であることを大前提に！

就労時間を短縮するなどの対処はそもそも導入が難しく、仮に導入済みでも上司から許可が下りず実際には使われていない……といった話はままあります。
企業様によって環境は異なるので、無理に導入だけして放置するのではなく"継続して運用できる制度"を検討しましょう。

(３)借り上げ社宅に関する夏季対応 

入居者からの声を“予防的”にキャッチ

借り上げ社宅は一般の賃貸物件を会社が契約しているため、設備やトラブルに関する問い合わせが総務部に寄せられることがあります。
エアコンの不具合や防犯・防虫対策の相談が増える時期だからこそ、 FAQの共有や不動産会社との連携体制を整えておくと安心です。

職場でも社宅でも注意喚起を

夏場の健康管理で重要なのは熱中症対策の強化 。外回りの多い職種はもちろん、室内でも油断大敵です。
水分・塩分補給を促す啓発ポスターや、社内報での特集も効果的。
借り上げ社宅におけるエアコンの動作確認や、入居者への注意喚起メールなど、住まい側のサポートも行いましょう。

(４)夏前こそ“見えにくい不調”への配慮を 

季節の変わり目は体調だけでなく、気分の波にも影響が出やすい時期です。内面のサポートにも気を配りましょう。 

住環境の変化がストレス要因に

普段の生活で感じる孤独感やストレスも知らないうちに蓄積されがちです。

とくに新入社員、引っ越したばかりの従業員、周囲に相談できる人が少ない転勤者などは、生活環境への適応で疲労がたまりやすくなります。
短時間の1on1や社内アンケートを通じて、働きやすさ・住みやすさ両面の声を拾う取り組みが大切です。

(５)クールビズの実効性を見直す 

「クールビズ推奨」と案内していても、実際には従来の服装が多数派で“なんとなくみんなスーツ”という空気が根強く残っているケースも。
総務部としては、改めてクールビズの基準を可視化し、周知徹底を図るタイミングです。 

“浸透度”を確認し、安心して実践できる環境整備を

総務部として改めて服装のガイドラインを明示し、暑さ対策と職場の雰囲気のバランスをとる工夫を行いましょう。
従業員からの声を集めるミニアンケートを実施すれば、ヒントも得られるかもしれません。
日々の業務では気づきにくい“プチ不快”を洗い出すチャンスです。 

賃貸住宅にも"夏の快適さ"を

賃貸住宅での水回り・換気まわりの注意点などを共有すると、暮らしの快適さを後押しできます。
共用部（ポスト周りや玄関など）の熱対策に問題があれば、管理会社に共有して改善してもらいましょう。

☆職場も住まいも"快適"が一番！

借り上げ社宅を運用する企業にとって、総務部は従業員の“働く場”と“暮らす場”をつなぐ大事なハブ。
夏本番を迎える前のちょっとした改善が従業員の安心につながります。
今年の夏は"職場"と"住まい"の両面から快適を届ける夏支度を始めてみませんか？

その他にも、借り上げ社宅を運用中の企業様においては、

• 借り上げ社宅の部屋探しをやってほしい
• 物件探しでヒットが多くなる条件のコツは？
• 管理以外に総務部がやった方がいい社宅関係の業務とは？

……などなど、借り上げ社宅に関わるご相談を受付中です！皆様のご連絡お待ちしております。

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株式会社プレニーズ神田店
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