「過ごしやすい会社」ってなんだろう?

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「過ごしやすい会社」ってなんだろう?

あなたは「過ごしやすい会社」と聞くと、どんな職場をイメージしますか?
働く場所であっても生活のためには必要な時間。快適に過ごせるのが一番ですが、そんな会社を見極めるのは難しいですよね。

「今の会社に入社した決め手を教えてください」

そう尋ねられたとき、多くの人は「過ごしやすいから」ではなく、「給与が良いから」「通勤しやすい立地だから」「福利厚生がしっかりしているから」といった理由を挙げると思います。
そもそも入社前なんてその会社の本当の中身はわからないのですから、募集サイトや企業の公式webページにある”外側の情報”のみで判断しなければならないのは当然のことで、「過ごしやすいから入社した」という人は極々少数派でしょう。

では仮にその会社に入社して、決め手となった理由が全て間違いなかったとき、それはイコール「過ごしやすい会社」だと言えるでしょうか?

どんな会社で働きたい?

給与や福利厚生などの条件が良ければ過ごしやすい会社か……と言われると、その答えはおそらくNOです。

  • 「給料はいいけど、毎日先輩が怒鳴ってて空気が重いなぁ」
  • 「目が合うたびチクチク嫌味を言われる……なるべく接したくない……」

なんて毎日気分が沈んでいたら、たとえ条件がよくても「過ごしやすい会社」とは言えないですよね。
どうせ毎日過ごすなら、快適な職場がいい!と思いませんか?

新入社員が望むのは「職場の人間関係が良いこと」

過去にソニー生命保険が行った「社会人1年目と2年目の意識調査」がインターネット上に掲載されていますが、これによると『良い職場(会社)だと感じるのは?』というアンケート結果で、「福利厚生が充実している」「給与が高い」などの項目を押さえて一位になったのが

「職場の人間関係が良い」なんです。

仕事がうまくいかずに悩んでいるときに「こんなこともできないの?使えないなぁ」と嫌味を言ってくる人よりも、「大丈夫?どの作業で困ってるの?」と気にかけてくれる人の方がありがたいし、一緒に働きたいと思ってもらえます。

特に社内で席が近かったり、同じ部署である人とは自然と関わる機会が増えるもの。極端に仲良くする必要はありませんが、お互い言葉や態度には気を付けたいものです。

言葉が変われば空気も変わる

口は禍のもと──ということわざもあるように、言葉一つで印象はかなり変わります。快適な職場は始めからあるものではなく、自分の振る舞いで作れるものです。
社員同士で会話をして、嫌味で返す場合とそうでない場合を比べてみましょう。

後輩に次の指示をする場合

例えばこんな状況はどうでしょうか。

「先輩!〇×の書類を整理しました」
「で?整理したから何?」
「すみません。どのファイルにしまえば良いでしょうか」
「そこの棚見てわからないの?」
「えっと……『〇×案件関連』というファイルがあるのですが、こちらで合ってますか……」
「あなたがそう思うならやればいいんじゃない?」
「……」

これでは次に用事ができたとしても話しかけたくないでしょう。むしろ顔を合わせるのも嫌になります。
もしかしたら先輩はたまたま虫の居所が悪かっただけかもしれませんが、それにしてもわざわざ相手に嫌味を言う必要はありません。

ではこんな言い方はどうでしょうか。

「先輩!〇×の書類を整理しました」
「ありがとう。そしたらファイルにしまってもらえるかな」
「はい。どのファイルにしまえば良いでしょうか」
「後ろの棚に『〇×案件関連』ってファイルがあるから、そこにお願い」
「わかりました」

随分と印象が変わりました。

先輩の機嫌はわかりませんが、この後どうすればいいのか指示を出してくれるので助かります。
ちょっとしたことで嫌味を言わないだけでも仕事がスムーズになるし、後輩も作業を進めることができます。

先輩に進捗を確認された場合

次は立場を変えてみましょう。

「朝頼んでた書類整理、どこまで進んだ?」
「えっ!?何の話ですか、知りませんよそんなの」
「あれ?伝えた時メモとってたよね」
「私の手元にはそんなメモ無いです。先輩の気のせいでしょう」
「じゃあまた教えるから、メモしてもらっていいかな」
「いま他の仕事で忙しいんですよ!後にしてください!」
「……」

後輩は仕事を忘れて焦ったのかもしれませんが、これでは「この人に仕事を教えるのはやめよう」と見切りを付けられてしまいます。
こんなときもまずは落ち着いて返しましょう。

「朝頼んでた書類整理、どこまで進んだ?」
「えっ!?すみません、指示があったでしょうか?」
「あれ?伝えた時メモとってたよね」
「私の手元には無くて……もしかしたらメモを無くしてしまったかもしれません」
「じゃあまた教えるから、メモしてもらっていいかな」
「すみません。いま急ぎの仕事があるので、一時間後でもよろしいでしょうか」
「わかった。じゃあまた後で来るね」

先ほどと違ってどちらが悪い!と責めるのではなく、ただ状況の確認と次にできることを話していますね。

加えて「いまはできないが後でやる」ことも伝えており、仕事をする気があるよという姿勢を見せています。これならお互い先の予定が立てられるし、引き続き仕事を任せようと思ってもらえそうです。

結局は、人間同士の集まりであること

この会社にはどんな人が働いているの?人間関係は?仕事中の雰囲気は?

そんな”内側の情報”は実際に入社してからでないと見えづらく、事前に「ここは過ごしやすい会社だ」と判断するのは難しいものです。

しかし”外側の情報”が「入社の決め手」になるのに対し、”内側の情報”は「働き続ける決め手」になるため、どちらかが欠けても「過ごしやすい会社」にはなりえません。

職場の雰囲気作りは一人一人の行動から変えられるもの。せっかく入社した会社、働きやすさや過ごしやすさを求めてちょっと意識を変えてみませんか?

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