毎年1月から3月は引越し繁忙期!
人事異動が発生したり、入社入学のタイミングで実家を離れ、新生活を始める人が最も増える時期です。人生初の部屋探しをする方も多く「不動産屋さんに行くの緊張するなぁ、何話したらいいんだろう?」なんてソワソワしている話もよく聞きます。
部屋探しをする人が増えるという事は、当然ライバルが最も多い時期でもあります。
その時期にお部屋探しをすると、どんなメリット・デメリットが出てくるでしょうか?
繁忙期にお部屋探しをするメリット
繫忙期に探すリスク
このように注意しなければならない事の方が多くあります。
費用が高くなるのはもちろんお部屋を探すのも一苦労。「気に入った物件が紙一重で他の人に申し込まれた!また一から探さなきゃ……」なんてよくある話で、まさに入居希望者同士の勝負です。
そこで今回はどうしたらこのお引越し繫忙期の勝負に勝てるのか、プレニーズからコツを伝授致します!
まずは土台のお部屋探し。なんとなく「いい物件が出ればいいな~」と思っているだけではなかなか巡り合えません。
築年数、設備、広さ、その他諸々……不動産会社に行くと、まず『どんな条件でお部屋探しをしましょうか?』と色々な条件を設定します。
しかし設定した条件全てをクリアし、かつ自分が気に入ることのできる物件というのはすぐには見つからないものです。また、あれこれ希望を出したらその分出てくる物件も多くなり、なかなか1件に決めることができなくなってしまいます。
そこでお部屋探しの前に、自分の中で「これは譲れない!」という条件を3つくらいに絞りましょう!それ以外はざっくりと優先順位をつけます。
<条件の絞り方 一例>
【絶対条件】駅徒歩10分圏内、オートロック、バストイレ別
【優先条件】築15年以内>2階以上>24時間ゴミ捨て可>会社or学校の最寄り駅まで乗り換えなし>コンビニが近い
【不可】木造アパート、和室しかない、事故物件
このように条件をはっきりしておくと、アリor無しの判断が付きやすくなります。
担当者と絶対条件を共有しておけば条件から大きく外れた物件は除いてもらえるようになるので、提示される情報がぐっと絞られ無駄に資料確認する時間も減らせるのです。
お部屋探し初心者の方だと「世の中に出てる物件は限られてるんだから、どの不動産会社に行っても出てくる情報は同じでしょ?」と思われがちですが、意外とそうでもありません。探す手段や会社のノウハウが変われば、出てくる情報も変わってきます。
<お互いの“時間”をカバーできる>
当然ですが担当についてくれた方は24時間あなたの物件だけを探しているわけではありません。別のお客様の接客をしたり、案内で出かけていたりと、物件を探せない時間が必ず出てきます。でももしこのときお気に入りの物件が空きになったら……申込が遅れる可能性がありますよね。
複数社依頼していたらそれぞれの“探さない時間”をカバーできるため情報を逃しにくくなるのです。
<不動産会社によって特徴が変わる>
管理物件を持っている不動産会社ならば空室になったばかりの部屋を紹介してくれる可能性もあります。ポータルサイトに掲載する直前の超新着物件(!)なので、ライバルが少なく申込が通る確率が上がります。
また、お部屋探しは会社や担当者との相性も重要です。きちんと条件を把握してくれているか、無理に契約させようとしてこないか、連絡は取りやすいか……引っ越しは人生の転機が伴う大切なイベントなので、「しっかり探してくれそう!」と安心して任せられる人を探すためにも複数社回ることがオススメです。
情報の収集戦に勝ち抜くためには、不動産会社からの情報を待つだけではなく自分でもネット検索などでお部屋探しをしてみましょう。
②で挙げたような「お互いの“時間”のカバー」もできるので、提示された事のない物件が見つかることもあります。
また、担当者が「これは条件から外れているな」と判断しても、自分の目で見ると案外「条件からは外れてるけど全然出てこないし……これくらいなら許容範囲にするか」と思えることもあるでしょう。タイミングによって感じ方も変わるので、できるだけ自分で探す時間も作るのがオススメです。※なお条件が変わった場合は早めに担当者に連絡しましょう!
<注意!情報の真偽を見極めるために>
ご自身でお部屋を探す際にご注意いただきたいのが「今見ているのは正しい情報なのか」という点です。
インターネットは情報の移り変わりが速く、朝募集のかかっていた物件がお昼には申込されていることもあります。繁忙期は掲載を落とすのが間に合わない会社が増え、既に申込された物件がインターネット上に残っている可能性もあるため注意が必要です。
加えて「掲載写真に惹かれて内見したら実際はそこまで魅力を感じなかった」などのギャップを感じることもあるでしょう。急いでいると良い情報に騙されることもあるので、真偽の見極めは不動産会社にお任せください。
賃貸借契約の初期費用は家賃半年分ほどかかると言われています。決して安くは無い金額、もし抑えることができるならそれに越したことはないですよね。どんな費用を抑えることができるでしょうか?
荷物搬出入で必要な引越し費用は、繁忙期の中でもさらに土日は高額に!そのためできるだけ平日に引越しを行いましょう。
日時指定をせず、業者都合で来てもらう「フリー便」を利用するとさらに安く済みます。
もし引越し先が近場であれば、細々したものや段ボールに詰めた物は自分で運び、大きな家電(冷蔵庫、洗濯機等)だけ配送業者(※引越し業者とは異なります)に頼むのも手段として有効です。
<安く済む代わりに……>
フリー便は「他のお客様の予約が入っていない、業者にとって動きやすい時間」に来てくれることになるため、夜中や早朝に作業することも珍しくありません。予約の段階では「2週間以内に行きます」とだけ伝えられ、数日後「明日の〇時に行きますね!」と連絡が入るまではいつ来るかわからない、いつまでも待っていなければいけない状態が続きます。
そのため本当に時間に余裕のある方(春休み中の大学生、転職で有給消化中など)ではないと利用するのは厳しいです。
配送業者に関しては、引越しのプロである『引越し業者』とは違う業者であることを念頭に置きましょう。
荷造りは一切手助けを頼めなかったり、荷物の運搬が雑だというトラブルも発生することがあるため、私生活の大事なものを運ぶという点を考えるとできれば『引越し業者』に依頼することがオススメです。
こちらは個人の自由なので「やってはダメ!」ではないのですが、あまりおススメしません。
その大きな理由としては、冒頭のリスクで挙げたように「他にも希望者が多く値下げなどの条件交渉に応じてもらいにくい時期」だからです。
<交渉例>
仮に賃料83000円で募集を出しているお部屋があるとしましょう。
値下げ無しで入居希望のAさんと、80000円に値下げ交渉してくるBさんだったら、貸主としてはAさんと契約したいですよね。
繫忙期は入居希望者が多いから貸主も強気。下手に交渉すると「だったら入居してもらわなくて結構です」と審査落ちする可能性が高くなっています。この場合「えっ、じゃあやっぱり値下げ無しで良いです!」と覆すことはできないため、せっかく1番手で申込しても残念な結果に……。
ですので、値段交渉するくらいなら始めからそこ(Bさんなら80000円)を上限にして探すのがベスト。物件を気に入ったのならば「ものは試しに言ってみるか」くらいの軽い気持ちでやらない方が良い時期です。
ただ、内見して設備の寿命やお部屋の汚れが気になった際に「これこのままでいいから2000円下がらない?」と交換条件で交渉するのはアリかもしれません。
いくらお部屋探しのコツを掴んでも、迷っている間に他の希望者に先を越された……なんて本当に本当によくある時期!
通常のお部屋探しであれば自分の目で見て確かめることはもちろん大事ですが、急いでいるならば『内見しないで契約』するという方法もあります。
その際にはいくつかのポイントを抑え、内見できないリスクをカバーしていきましょう。
< POINT! >
設備の有無や不具合、写真ではわからない差異など、気になった部分は不動産会社に聞いていきましょう。
もし内見しなかった部屋に入居決定したら、必ず家具・荷物の運び入れ前に室内に傷が無いかを確認の上、不動産会社へ報告してください。自己申告しないと退去時の原状回復請求の際に自分が付けた傷とされてしまい、トラブルになる恐れもあります。
時間も限られ早く決めなきゃと思う一方、せっかくの引越しはゆっくり決めたいと思う気持ちもあると思います。これからお部屋を探す方、お部屋探し中の方に、今回ご紹介させていただいたコツが少しでもお役に立てたら幸いです。
ライバルが多い時期、お部屋探し勝負に勝ち抜いていきましょう!
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