ストレス社会のいま『ストレスコーピング』で快適な生活を

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ストレス社会のいま『ストレスコーピング』で快適な生活を

最近流行のアーモンドミルク。美味しいだけではなくカロリーが低く美容効果も高いことから、特に女性の間で人気が出ています。

牛乳、豆乳に続く「第3のミルク」として登場しましたが、いまやアーモンドミルクだけで1カテゴリにできそうなほどの勢いですよね。

アーモンドにはストレスから心身の健康を守ってくれる「コルチゾール」の生成に必要な「ビタミンE」が含まれています。仕事に家庭にプライベートに……と疲れがちな社会人には、手軽に摂取してストレス緩和にもなるためオススメの飲み物です。

社会人はストレスがたまっている

ストレスがたまると簡単な仕事も上手く回せなかったり、ちょっとしたことでイライラして同僚にあたる……なんて事態になってしまうこともあるかもしれません。
時間やノルマに追われながら業務をこなすのですから、身体だけではなく精神状態も健康でいたいものですね。

以前『あなたの会社は「スリム企業」?「メタボ企業」?』の冒頭でもお伝えしましたが、いま従業員の健康に配慮しようと「健康経営」の考え方が広まっています。
今後は「社員の精神的な健康状態も守るべき」という風潮がさらに強まるだろうと予想されているため、管理職や人事担当の方は特に気にしておきたい課題です。

ストレスを全く感じないように……というのは難しいですが、やはり溜め込みすぎは禁物。

そこでストレスに上手く対処する方法”ストレスコーピング”を活用して、心身ともに健康を保ちましょう。

社会人なら身につけたい『ストレスコーピング』

コーピング(coping)は「上手く対処する」「困難な問題を切り抜ける」といった意味があります。
ストレスの基になっている刺激や事象を探り、それに対して上手く対処していこうという考え方”ストレスコーピング”です。

日常様々な刺激を受けて、誰しも少なからずストレスを抱えている現代人。

ですが「嫌なことがあった!耐えられない!」と毎日イライラしている人もいれば、「まあ仕方ないか、気にしないでおこう」と受け流すことができる人もいます。
この二人は極端な例ですが、後者はストレスコーピングができており精神面での健康が保ちやすい人だとわかりますね。

そもそもストレスはどうやって起こるの?

ストレスが起こるには3つの要素があると言われています。

ストレスは精神面の苦痛や負担など”感情”ばかりに対処しようとしがちですが、そもそも「どうしてストレスを感じているのか?」という原因は何かしら外部からの刺激が原因です。

原因がわかってないのにただ「何とかしなきゃ」と考えても解決策は見つかりません。
一時的にストレスが解消されても、原因が取り除かれていない以上再び苦痛を味わうことになります。

そのため初めにこの「どうしてストレスを感じているのか?」とそれぞれの理由を探るのが大切です。順番に見ていきましょう。

要素① ストレッサー

ストレッサーはストレスの元になる様々な刺激です。

仕事の場だと「苦手な仕事ばかり回される」「隣の席の人のタバコ・香水の匂いがきつい」「ハラスメントを受けている」といったことが考えられます。
「部署が異動になった」だけでもストレスとなって気に病んでしまう人もいるでしょう。

人によって何が刺激となるかわからないので、とにかく要因が多岐にわたるのが難しいところです。

要素② 認知・解釈

次が物事に対する認知・解釈の違いです。

同僚に「その服はじめてみたなぁ、似合ってるね」と声をかけられる場面を想像してみましょう。
Aさん「ありがとう!〇〇の新作なんだ~」
Bさん「服装までチェックしてるの?気持ち悪い!セクハラ!」

このように同じ刺激でも喜ぶ人もいれば怒る人もいて、人によってとらえ方が異なることがわかります。

ストレッサー(刺激)に対して自分が「嫌な事」と認知すれば拒否反応を起こし、ストレスを受けたことになってしまうのです。

要素③ ストレス反応

そして様々な出来事が起こったときにどのような防御反応を起こすのか、という点。

落ち込んだりイライラしてしまう心理面の反応、食欲不振や頭痛がおこる身体面の反応、無断で遅刻や欠勤をしてしまったり仕事の手がとまってしまう行動面の反応、があります。

心理面、身体面の反応では「頭痛(ストレス反応)が出ることがストレス(イライラする)」といった悪循環が発生する可能性もあるため、早めに対処できるよう心がけましょう。

行動面の反応は周囲のサポートが必要となります。
「どうしたの?」と理解しようとする姿勢をとれるように、本人は「いまこんな具合で落ち込んでいます」とを周りを頼って発信するような環境が大切です。

ストレスコーピングの種類

対処方法もひとつではなく、それぞれの要素に対してオススメされる方法が存在します。会社で起こりえる事象にはどんな対応ができるでしょうか?

 

対処方法① 問題焦点型

[要素①:ストレッサー]に働きかける対処方法です。

ストレスの原因となっている”問題は何なのか?”を明確にし、それを取り除くことで解決を目指します

苦手な仕事ばかり回される

→上司は嫌がらせのつもりはなく、そもそも苦手であることを認識していないかもしれません。
苦手なことを打ち明けてやってみたい仕事を提案すると、意外とすぐに改善される可能性があります。

隣の席の人のタバコ、香水の匂いがきつい

可能なら席替えを打診。本人に直接言いにくければ、上司に掛け合いましょう。

ハラスメントを受けている

→我慢せず周りや上司など第三者に相談。
本当にハラスメントだった場合は人事に掛け合いましょう。
どんな出来事に対して「ハラスメントだ!」と感じたかメモは残しておくと対処がしやすいです。

 

対処方法② 情動焦点型

[要素②:認知・解釈]に働きかける対処方法です。

嫌だなぁと思っている出来事も、見方を変えたら実はなんでもなかった……なんてことがあるかもしれません。
そんな風に自身の考え方を変えてストレスを受け流します

出会い頭に服を褒められた

言葉以上の他意は無いのだと割り切りましょう。

苦手な仕事ばかり回される

→慣れない作業にてこずる事でモヤモヤするだけで、気にせず進めてみたらなんともなくなるかもしれません。

部署のミーティングが面倒

→参加することで普段関わらない人の意見も聞けるため、会議に参加する前より多角的な視点を持てるようになると考えましょう。

部署が異動になった

→前の部署での活躍が評価されて、新しい自分に合う仕事を任された!ととらえることもできます。

 

対処方法③ ストレス解消型

[要素③:ストレス反応]に働きかける対処方法です。

一度感じてしまったストレスを放置してしまうと出社自体が苦痛になり、最悪そのまま退職に……なんてことにもなりかねません。
会社の事を考えるだけで憂鬱になってしまいます。

そのため防御反応として体の不調や精神の落ち込みが出てきたときには、できるだけ内部に溜め込まず体の外に出していくことが大事です。
気晴らしに出かけたり美味しいものを食べたり、自分の好きなことをして上手く気分転換しましょう。

ストレスから解放されたい!

山積みにされた仕事、ぎゅうぎゅうの満員電車、なんだか気の合わない同僚……多かれ少なかれ社会人が日々感じているストレスは、人によって感じ方が違うので解決方法も一つではありません。

自分に合ったやり過ごし方を見つけて、仕事だけではなくプライベートでもストレスの少ない日々を送れたら嬉しいですね。

次回も続けてストレスの解消方法と、会社ができる対策についてお送りします。

会社が対応できるストレス解決への道

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