10月も下旬に入り、朝晩と冷え込む日が続いてきましたね。

季節が冬に移るにつれて空気が乾燥していきます。
加湿が充分ではない場所ではウイルス飛沫が広がりやすくなったり、乾いた喉が炎症を起こして風邪をひきやすくなるため注意が必要です。

冬場は特に注意！感染症対策

昨年は流行しなかったインフルエンザ。

1999年からの調査依頼初の“流行無し”となり、感染患者数が激減していたのは記憶に新しいと思います。
さらに一昨年の2019年～2020年のシーズンも”例年と比べて比較的少ない年”とされたため、実はインフルエンザの感染患者数はここ2年連続で減少しているのです。

「罹った人が少ないなら良いことだね！」……と思いたいところですが、喜んでばかりもいられません。
連続して患者数が減少したことによって専門家からは「集団免疫を獲得できていない」と言われており、今シーズンは例年よりも多く感染者が出るのではないかと懸念されているのです。

加えて新型コロナウイルスへの対策も行う必要があり、個人はもとより企業としても十分な対応が求められます。

個人だけじゃない、企業でも感染症対策を！

なかなか心配事は消えてくれませんが、一つ一つの対策が結果として自分の身を守ることに繋がるので引き続き油断せず過ごしていきましょう。

接客業、飲食業、イベント業など業界によって注意点も対策する箇所も異なります。
不動産業界も接客の場面が多い業種ですが、どんな対策を行っているでしょうか？

対策①事務所の入口で検温

まずは基本の体調管理。
非接触で体温を測れる機械が、街中のお店やビルの入口にあるのが当たり前になってきました。
プレニーズでも契約場所となる本社入口に設置。来社されたお客様にも検温をお願いしております。

対策②アルコールで消毒・除菌

事務室に入る前には手の消毒。デスク回りも除菌シートなどを使って拭いていきます。
必要以上にやりすぎると手がかぶれてしまうので、特にこの時期は保湿ケアを行うことも忘れずに。

対策③対面で話す場所にはパネルの設置

不動産業では、お部屋探しのご来店、賃貸物件の契約、マンション売買の契約時など、お客様と対面でお話しする機会も多くあります。
接客カウンターや応接室にはパネルを設置して、対面でお話しすることのリスクをできるだけ少なくしています。

対策④リモート内見

できるだけ来店を控えメールや電話でのやりとりが多くなっても、やはりお部屋探しは「書類上じゃなくて実際の部屋を見たい！」とご希望される方がほとんどです。
その場合は担当者が現地へ行ってテレビ通話で案内を行ってくれたり、お部屋の動画を用意してくれることもあります。

※会社によって対応が異なるので、先ずは担当者にご相談ください

対策⑤現地へ行く場合は対応時間を減らす

直接お客様が物件をご覧になりたい場合、

• 長時間の内見は避ける
• 内見中は窓を開け換気を行う
• できるだけ現地集合、現地解散する
• 車で向かう場合、乗車中はマスク着用、窓を開けた上で会話は控える

などに注意を払い、お客様のご対応を行っています。

対策⑥ワクチン接種をすすめる

新型コロナウイルスのワクチン接種では職域接種を行ったり、インフルエンザ予防接種では補助を出すことで、従業員達に予防を促しています。

プレニーズが所属している協会でもインフルエンザワクチンの補助制度が出ており、10月から予防接種を済ませている従業員が増えています。

冬場の対策もばっちり！

感染症対策とはいえ、冬場に窓を開けっぱなしにしているのもなかなかつらいものです。

対策を行ったせいで体調を崩した……なんて事態になったら本末転倒なので、「1時間毎、0分～15分は換気の時間にする」などルールを決めておくのもいいでしょう。

これから冬に向けて寒さが一層増していくので、暖房機器の準備もお早めに。
電気代が気になるところですが、体調を崩さないことが大前提だと割り切るのも大事です。

また、対策だからといって手洗いをやりすぎると乾燥や手荒れにつながります。

皮脂を奪いすぎて乾燥、ひび割れをおこし、傷口にアルコールがしみて痛い！となっては消毒するのが嫌になってしまいますよね。
手を洗う時はぬるま湯で、洗った後は保湿クリームで手を守るなど、肌荒れ対策も一緒に行いましょう。

安心して過ごせる環境を

感染症、季節性インフルエンザ、寒さ、肌荒れ……あれこれと気を付けなければならない冬場。
来店されるお客様はもちろん、従業員ひとりひとりが安心して過ごせるように対策を行えると良いですね。

インターネット上では不動産会社の取り組みについてガイドラインが出ています。
各業界がそれぞれできる事を成して、今季も乗り越えていきましょう！