どんな都市に住みたい?注視するべき「街の特性」とは

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どんな都市に住みたい?注視するべき「街の特性」とは

社宅を利用されている方も、そうでない方も、お引越し経験がある方は多いと思います。
「次はどの街に住もうかな」と考えた時、あなたなら何を重視してエリアを決めているでしょうか。

例えば利用できる路線を増やしたくてターミナル駅の徒歩圏内を探したり、車でお出かけしやすいように幹線道路の近くを選んだり、子供が生まれるから子育て支援の充実した街に決めたり……と気にしたい点は様々。
そしてエリアによって何を強みとしているのかその”特性”が変わるため、自分の希望と合致させたいなら「どこでもいいや」とはなりません。

では街ごとの特性とはどんなものがあるのでしょうか?

エリアが変われば強みも変わる

森記念財団が2018年より発行している『日本の都市特性評価』2021年版の概要が発表されました。

この調査の目的は「日本全体が活力を保ち続けるためには、各都市がそれぞれの“特性”を活かしながら都市づくりを進め、人や企業を惹きつける「磁力」と、魅力や強みを継続的に発揮し続ける「発展性」を維持していかなければならない」という考えのもと、様々な分野から全国各所の都市を評価し、そのスコアからそれぞれの”強み””弱み”を知ることです。

なお調査の対象となるのは『国内138都市』『東京23区』

 

都市の選定は

  1. 政令指定都市
  2. 都道府県庁所在地
  3. 人口17万人以上の都市

のいずれかに該当していることなので、各都道府県の主要都市を比較することができます。

今年はどんな結果になった? ──都市編

調査開始の2018年から変わらなかったトップが、今年は変化があったようです。
どんな街が高評価を獲得し、また暮らしへの影響があったのでしょうか?1位~3位までをご紹介します。

1位大阪市 交通スコアを伸ばし初のトップ

京都市を抜いてトップに躍り出たのは、こちらも関西を代表する大都市・大阪市。

昨年の調査に続き〈経済・ビジネス〉と〈交通・アクセス〉の2分野でスコア1位を獲得。交通は電車や車だけでなく、自転車の利用のしやすさでも高スコアを獲得しました。
人口が多いと生活環境も様々なので、自分に合った交通手段を選択できるのは助かりますね。

さらに近年注目されている「電子自治体」への取り組みが高評価を得て、今年は〈生活・居住〉の分野もスコアアップしました。
逆に弱みとなったのが〈環境〉で138都市中136位という結果に。〈環境〉1位獲得の宮崎市と偏差値を比べると約47もスコアに差があることになりました。

 

2位京都市 観光人気健在 日本が誇る文化都市

国内外から人気の高い京都市が2位にランクイン。

京都といえばまず歴史のある厳かな街並みを思い浮かべる方も多いでしょう。
昨年に続き〈文化・交流〉では1位を獲得しており、2位の大阪市に約50ポイントの差をつけ圧倒的な強さを見せました。

また、〈研究・開発〉の分野でも2位に付ける高スコアを獲得。〈経済・ビジネス〉〈生活・居住〉でも60位以上にランクインしており、全体的に中~高評価が多い街です。

 

3位福岡市 九州を代表する大型都市

経済・生活の両面から盤石な強みを持つ福岡市が3位。

なんと6分野中5分野が10位以内、残り1分野も63位とかなりのハイスペックです。
偏差値のレーダーチャートを見てもバランスが良く、1つだけ突出するのではなく”まんべんなく取り組む”姿勢が見て取れます。

福岡市は〈人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市づくりの実現〉を目指していることから「バランス型都市として成長が続いており、今後さらにその存在感を高めていくことが見込まれる。」(『日本の都市特性評価』より)と評価されています。

今年はどんな結果になった? ──東京23区編

畑に囲まれて育った田舎出身の当スタッフとしては23区と聞くだけで「よし、高評価!」と思ってしまいますが、実際に数値化してみるとどんな違いが出てくるのでしょうか?

 

1位千代田区 経済・生活・交通でトップに

プレニーズ神田支店もある千代田区が総合1位!

2位とのスコア差は約60と僅差ですが、10位の目黒区と比較するとスコア500以上の差をつけており、23区の中ではやはり利便性に長けるといえるでしょう。
官公庁やオフィスが集まりビジネス街のイメージが強いですが、保育ニーズに応えるなどの取り組みが評価され居住についても高ポイントを獲得しています。

さらに分野とは別に”人”の視点で評価した〈アクター別スコア〉においては、[シングル][ファミリー][シニア][観光客][経営者][従業員]のすべてで1位または2位を獲得。働いてよし、住んでよし、訪れてよし、と3拍子揃った人気のエリアです。

 

2位港区 高級街が集まる国際都市

東京タワーがあり観光としても人気のある港区が2位に。

港区女子なんて言葉が流行ったようにセレブに憧れる方が「ここに住みたい!」と目指すイメージも強く、実際六本木、白金、麻布、青山……といった”セレブの街”の代名詞は港区に集中しています。
高級住宅街やタワーマンションが並び”住む街”としてのスコアも伸ばしていますが、〈経済・ビジネス〉〈研究・開発〉といった面でも評価は高く、すべての分野が4位以上

1位の千代田区に並び総合的に機能性の高いエリアです。

 

3位中央区 経済力の強みを活かして発展

上位陣に食い込んだのが中央区。

日本橋や銀座、築地といった有名な街が集まっており、東京駅(千代田区)にも近いことから「東京といえばここ!」とも言えるエリアです。

〈経済・ビジネス〉は千代田区・港区に続き3位にランクイン。今年の調査では”経済活動”や”ビジネスの活力”といった項目が特に伸び率が良く総合スコアに貢献しました。

さらに上位2区に比べて〈環境〉の評価が高く、昨年に続き2位を獲得。
街路の清潔さをはじめとした[快適性]が評価されており、街を訪れる人にも、住人にとっても嬉しい結果です。

 

ちなみに地図上では千代田区・港区・中央区は互いに接しており、このエリア一帯が総合的に評価が高いことがうかがえます。

あなたの住みたい街は?

それぞれの街にある”強み”や”弱み”を知ることは、お部屋探しに役立ちます。


自分では気づかなかったポイントも知ることができるので、「あの街はどんな評価だったんだろう?」と気になった方はぜひそれぞれの街の特性を調べてみてください。

(参照:都市戦略研究所『日本の都市特性評価』)

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