企業がボランティア活動を推奨するわけ

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企業がボランティア活動を推奨するわけ

いよいよ迫る東京オリンピック・パラリンピック(以下:東京五輪)。開催期間中には約7万人のボランティアスタッフが参加し、空港や競技会場周辺での交通案内や、各会場での運営サポートを行います。

大会期間は平日も含むため働いている人の多くは仕事を休んでボランティア活動をすることになりますが、これには企業側の理解が不可欠です。

企業側はボランティア活動をどう思ってる?

従業員が休みを取ってしまうわけですから、企業としてはあまりよくないイメージをもっているのでは……というと、実はそうではありません。

福利厚生で「ボランティア休暇」という特別休暇の導入を進め、協力的な姿勢をとっている企業は増えてきています。
なかには年単位の取得を認めている企業もあり、社会的責任や人としての成長を期待するという意見もあるようです。

企業のイメージアップに繋がる

ボランティア活動を推進している=社会貢献度が高い

そんなイメージが定着すれば企業側にとってもメリットが高いといえるでしょう。
従業員であれば自分の会社を誇らしく思えますし、求人募集を見た人からは「なんだか良さそうだな」と思ってもらえそうです。

ただ企業にとってもいいことがあるからといって、従業員にボランティア活動を強制するのは当然NGです。(そもそも自主性が失われてはボランティアではないですね!)

もしあなたが従業員に‟積極的にボランティアをしてほしい”立場なら、自主的に取り組んでもらえるように制度を整えたり、社会貢献への意識を持ってもらえるように情報提供をしていきましょう。

ボランティア休暇が広まったきっかけ

1990年代初頭、企業の社会貢献活動への関心が高まりました。

そこからボランティア休暇が整備されていきましたが、その後とくに影響があったのが1995年に起こった「阪神・淡路大震災」と、2011年の「東日本大震災」です。
いずれも記録に残る大規模な災害となり、被災地への支援活動を希望する人が増えたことでボランティア活動はさらに広まりました。

東京五輪でボランティア募集が始まった際にも参加希望者は多く現れ、社会貢献への意識の高さが見て取れます。

企業にも本人にもメリットがある

ではボランティア活動に参加することにはどんなメリットがあるでしょうか?
社会人が参加した時、どんな影響があるかを4ポイント紹介します。

①職場以外に交流場所ができる

社会人になると行動範囲が自宅と職場を行き来するだけで終わりになることも多く、「生活に閉塞感がある」と不満を持つ人もいます。

そういったときに「職場以外で定期的に行く場所がある・会える人がいる」というのは、心の拠り所が増えて気持ちにゆとりが生まれます

 

②自分のスキルを発揮できる

  • 体を鍛えていて腕力には自信があるけど普段は営業職
  • 英語が得意だけど海外の方に接する機会が少ない
  • 綺麗好きで掃除のコツを知っているけど、披露する場所がない

などなど「転職するほどじゃないけど、もっと自分の得意なことをやってみたい!」と思う人もいます。
それぞれの趣味や経験を活かせる場があればその人自身のスキル向上になるでしょう。

 

③ポジティブな意識を持てる

ボランティアに参加する人の多くは前向きな気持ちで取り組んでいます。それには

  • 「人の役に立ちたい」と善意からきている行動だから
  • 強制ではなく自主的に参加しているから

といった理由があるからではないでしょうか。
そんな前向きな気持ちをもって過ごす時間を作ることで、普段の生活もポジティブになれそうです。

 

④社会人として成長できる

参加して初めて知る世界もあると思います。普段関わることのできない、いままで想像するしかなかった場所や地域に行くことで実際の状況を知り、自分にはなにができるだろう?と思考することができそうです。

仕事以外の経験を積むことで、結果的に人としての経験値を積めることもメリットです。

無償だけど、得るものは多くある

ボランティアに賃金は発生しませんが、そこからなにかを感じたり、普段と違う空気を吸ってみたり。ボランティアが集まってくれたことで喜んでくれる人はいますし、参加した本人も直接「ありがとう」と言われたら気持ちよくなります。

企業にも従業員にもメリットのあるボランティア活動。
一歩勇気を出して始めた社会貢献が、自分の明日を変えていくかもしれません。

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