転勤時に社員の経済的負担が少ない、家具家電付きの物件

企業の福利厚生制度である借り上げ社宅。
家具家電がついた物件の最大のメリットは、身体ひとつで入居できること。

急な人事異動にも対応でき、社員様にとっても、生活に必要な家具家電を購入するために費やす時間や手間、出費がかからずに赴任先で生活することが可能です。

家具家電付きの賃貸物件を検討する企業側のニーズとして、転居をともなう人事異動が発生した際、借り上げ社宅を活用していると思います。

単身者の場合、一人暮らしをしていれば、現在住んでいる住居を解約して、赴任先で新しい住居を借りて生活することができます。
しかし、実家に住んでいる場合や、家族とは別に単身赴任での転勤や出向の場合、新たに生活に必要な家具や家電を購入しなければならず、赴任先で新生活を始めるための出費がかさんでしまいます。

家具家電付き賃貸物件は、企業の手間とコストが増えるって本当？

家具家電付きの賃貸物件は、すぐに生活ができるため便利ですが、家具家電が付いていない物件を契約するよりも、毎月の賃料が割高に設定されている場合がほとんどです。

入居する社員様の福利厚生制度として良い環境を整えたいといえど、企業としてかかる経費は抑えたい部分でもあります。
業務量の削減や費用対効果、コスト削減を鑑みて、比較検討されていると思います。
今回のコラムでは、通常の賃貸借契約（２年）の物件を契約する際に、家具家電付き物件の利用はお得なのか、メリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。

家具家電付き賃貸物件のメリット・デメリット

メリット　身体ひとつで生活を始めることができる

新たに生活用品を購入して揃える必要がなく、特に家具家電にこだわらない人であれば、初期費用を抑えて新生活を手軽に始めることができます。
特に新入社員や新しく一人暮らしを始める若い人にとっては、出費を抑えることができるので喜ばれます。

転勤の場合は、ただでさえ、慣れた土地から住居を異動するだけでなく、業務の引継ぎなどもあり、新天地での生活の準備は大変な労力を費やしますから、手続きの負担がないだけでも異動が楽になります。

引越しを最小限に抑えることができる

社員様が、転勤時の引越し費用を抑えることができ、面倒な荷造りを最小限にして、赴任先の住居に住むことができる手軽さが、何よりも家具家電付き賃貸物件の魅力です。

家具家電を選んで購入、搬入や撤去が不要

家具家電付き賃貸物件なら、自分で予算を決めて機能を調べて、レビューを見て比較検討したり、購入して搬入して、壊れたら修理を依頼して、使えなくなったら廃棄して…。
これら全ての手間を省くことができます！

ネットで調べて自分好みのものを簡単にできる昨今ですが、そういったことが煩わしいと感じる人には、最低限必要な物が新生活の設備としてあれば十分と考える人もいます。

デメリット　一般賃貸物件に比べ、物件の選択肢が少ない

お部屋探しをする際、希望条件を増やせば増やすほど、該当するお部屋の数は少なくなるものです。
“家具家電付き”を希望すれば、扱っている不動産会社も限られてしまい、賃料の上限、希望エリアや築年数などのこだわり条件をさらに追加してしまうと、選択肢が狭まります。

ご担当者様、社員様どちらがお部屋探しをするにしても、物件の幅が少なることを認識しておく必要があるでしょう。

賃料が相場と比べて割り高（2～3割）である

家具家電付き賃貸物件の月額利用料（賃料）は、家具家電が設備として付いていることで、同地域の一般的な家賃相場よりも割高になります。
賃料とは別に、手数料や管理・維持費や清掃費など、物件によって別途諸費用がかかる場合もあります。

その場合、賃料以外の費用も法人として振り込むことになるため、社員が負担する費用の内訳を行わなければいけないなど、業務上の手間が増える可能性もあります。

入居者の好きな家具家電が選べない

“好きなデザインではない“”中古の家具家電を使いたくない”“使いずらい”など、入居者の生活スタイルや希望と合わず、不自由を感じてしまう場合があります。
せっかく新生活を始めるのだから、こだわって家具家電を揃えたいという社員様の意向にも、柔軟に対応することも大切かと思います。

家具家電は、新品で購入する？リースする？どちらがお得か

新品購入は、時間と費用がかかり、維持や撤去費用もかかる

新しい赴任先での新生活を、自分で生活用品を揃えたい！と考える社員様もいることでしょう。
しかし、新品は当然ながら購入する費用がかかります。
国産メーカーで揃えなかったとしても、それなりの出費にはなります。
急な人事異動での転居の場合には、何が生活に必要か考えてから、家具家電を選んで購入して…と、やることが増え、社員様の負担となってしまうでしょう。

初期購入費用がかさんでしまうだけでなく、購入して所有している物が壊れたら修理しなければいけませんし、退去時には、撤去または移動する必要があります。
数年問題なく使用できていた家電製品が、引越し先で壊れてしまうなんてことはよくある話です。

家具家電をリースするなら、選ぶ手間も撤去費用もなし！

手間と費用を抑えて、新品の家具家電を使って新生活を始める方法として、一般賃貸物件を契約して、“家具家電をリースする”　ということもできます。

家具家電付き賃貸物件の場合は、たいてい中古品が設置されていますが、リースであれば新品か中古を選択可能。
自分が使いたいものだけ選ぶことができます。今は、インターネットで製品詳細や機能が確認できますから、生活に必要な家具家電を選ぶだけ。

家具家電リースのメリットは、選んだ家具家電をリース会社に設置してもらえばよいので、購入する際に必要な配送の受け取りや、家具の組み立てや家電の配線などの手間を省くことができます。
転勤で忙しいときに、不要な時間を取られることがなくなりますね。

物件の選択肢の少ない、割高な家具家電付き賃貸物件を選択するよりも、たくさんある一般の賃貸物件から希望にあったお部屋を契約して、家具家電をリースすることも選択肢のひとつとしておすすめできます。

プレニーズでは、家具家電付き賃貸物件も家具家電のリース会社と複数社提携しておりますので、ご紹介が可能です。
比較検討のためにお見積もりをご希望の場合にもご対応が可能です。